NordPass レビュー【2026年版】評判・料金・実際に使った感想を正直に解説

NordPass
「NordPassって実際どうなの?NordVPNを出している会社のやつでしょ?後発だし、品質が心配…」

この疑問は私もパスワード管理アプリを探している中で私も感じた不安です。NordPassは2019年リリースで、1Passwordの2006年やBitwardenの2016年と比べると確かに後発のサービスです。

元々は、Chromeに搭載されているパスワードマネージャーを利用していたのですが、複数端末で色々なサービスへのログイン管理をしようとすると、そういった無料ツールではうまく自動入力できないケースが続出し、試しにNordPassを入れてみました。

NordPassのパスワード健全性スキャンを実行した瞬間、画面が真っ赤になりました。98個のパスワードのうち、再利用が43個、弱いものが22個と警告が表示されました。

あれから1年以上、メインのパスワードマネージャーはNordPassです。この記事では、実際の使用感をもとに、NordPassの機能・料金・メリットとデメリットを正直にレビューします。「NordPassを使うべきか」の判断材料として役立ててください。

NordPassは確かに高機能かつ便利ではあるのですが、欠点として2026年現在ではまだ日本語対応していないという大きな欠点があります。

この記事でわかること

  • NordPassの基本情報(開発元・セキュリティ設計)
  • 無料版と有料版の違いと料金プラン
  • 全機能の実際の使用感(良い点・気になる点含む)
  • 1Password・Bitwardenとの正直な比較

NordPassの基本情報

まず、NordPassがどんなサービスかを整理します。

開発元と信頼性

NordPassは、パナマに本社を置くセキュリティ企業 Nord Security が開発しています。NordVPN・NordLayerなどを手がける同社は、世界規模のセキュリティ製品メーカーとして確立された実績を持っています。

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「NordVPNと同じ会社が作っている」という点は、信頼性の根拠になります。VPN事業で数千万人の個人情報を扱ってきたセキュリティノウハウが、パスワードマネージャーの設計にも活かされています。

NordPassは2019年のリリース後、急速に利用者を伸ばし、現在は世界で1,500万人以上が利用しています。後発ながらここまでユーザーが増えた背景には、NordVPN利用者からの信頼の移行と、無料プランの充実度があります。

暗号化方式:業界でも先進的なXChaCha20

NordPassの暗号化にはXChaCha20アルゴリズムを採用しています。多くのパスワードマネージャーが使うAES-256も十分に安全ですが、XChaCha20はモバイルデバイスでの処理効率が高く、TLS 1.3でも採用されている次世代暗号化方式です。

加えてNordPassはゼロ知識(Zero-Knowledge)設計を採用しており、NordPass自身もユーザーのパスワードの中身を見ることができません。仮にNordPassのサーバーが侵害されても、暗号化されたデータをマスターパスワードなしに解読することは事実上不可能です。

セキュリティ設計の詳細についてはパスワード管理アプリの安全性を徹底解説した記事も参考にしてください。


NordPassの料金プランと無料版でできること

NordPassの料金プランは3種類です。

プラン 月額(年払い換算) 対象 主な特徴
無料 ¥0 個人 パスワード無制限保存・基本自動入力。同時アクティブは1デバイスまで
プレミアム 約¥400 個人 複数デバイス同時利用・漏洩モニタリング・緊急アクセス・選択的共有
ファミリー 約¥700 最大6名 6名分のプレミアムアカウント。それぞれ独立した管理領域を持てる

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無料プランでできること・できないこと

「無料版は使えるのか?」という疑問は多くの方が持ちます。以下に無料プランとプレミアムプランの比較を示します。

機能 無料プラン プレミアム
パスワードの保存(無制限)
ブラウザ拡張機能での自動入力
パスワード生成ツール
複数デバイスの同時ログイン ❌(1台のみ) ✅(無制限)
データ漏洩モニタリング
緊急アクセス機能
選択的パスワード共有
クレジットカード・住所の自動入力
無料プランの「同時アクティブは1デバイス」という制限は、「複数デバイスに保存できない」ではなく「同時にログインできるのは1台だけ」という意味です。スマホとPCを切り替えながら使うことはできますが、両方同時に使いたい場合はプレミアムが必要です。まずスマホだけで試してみて、「もっと使いたい」となったタイミングでアップグレードするのが自然な流れです。

NordPassを実際に使ってみた感想

1年以上の実使用で感じた、各機能の使い心地を正直にレビューします。

パスワード保存・自動入力の使い心地

NordPassのブラウザ拡張機能は、Chrome・Firefox・Safari・Edge・Brave・Operaに対応しています。ログインフォームを開くと自動でNordPassのアイコンが表示され、ワンクリックで入力候補が出ます。

他のパスワードマネージャーで「このサイトはなぜか自動入力されない」と感じていたケースが、NordPassに切り替えてからほとんどなくなりました。特にSPAフレームワーク(ReactやVueで作られたWebアプリ)のログイン画面でも候補が正確に表示される点は、使い込むほどに評価が上がります。

スマートフォン(iOS・Android)では、Face ID・Touch ID・指紋認証でロック解除後に即座に自動入力されます。操作の流れはApple純正のPasswordsアプリやGoogleパスワードマネージャーと遜色なく、「サードパーティ製だから少し遅い」というストレスを感じたことはありません。

パスワード健全性チェック

NordPassのパスワード健全性チェックは、以下の3カテゴリで保存済みパスワードをスキャンします。

  • 再利用しているパスワード(複数のサービスで同じパスワードを使っているもの)
  • 弱いパスワード(文字数が短い・単純な組み合わせのもの)
  • 古いパスワード(長期間変更されていないもの)
初回スキャンで「再利用43個・弱いパスワード22個」という結果が出たとき、正直かなりショックでした。

特に便利なのは、スキャン結果から直接「このサービスのパスワード変更ページを開く」リンクをたどれる点です。1件ずつ手動でサービスを開いて変更するより、作業がはるかにスムーズです。

データ漏洩モニタリング(プレミアム機能)

登録したメールアドレスがダークウェブの漏洩データベースに含まれているかを常時チェックし、漏洩が検出されると通知が届きます。

使い始めて3ヶ月後、過去に使っていた古いメールアドレスが「2件の漏洩に含まれている」との通知が届きました。該当サービスのパスワードはすでにNordPassで変更済みだったため実害はありませんでしたが、自分のデジタルIDが漏洩データベースに存在することを初めてリアルに実感した瞬間でした。

緊急アクセス機能(プレミアム機能)

信頼できる家族や友人を「緊急連絡先」として事前に設定しておくと、本人がアクセスできない状況(入院・事故など)になったとき、設定した待機時間(24時間〜30日)が経過後にパスワードへのアクセスを引き継いでもらえます。

「自分に何かあったとき、家族がデジタルアカウントにアクセスできなくて困る」という問題は、私自身も不安でした。特に最近は契約しているサブスクがかなり増えてきていて、もし私自身に何かあったときには各サービスの解約などがかなり大変になることが想定されました。

パスキー対応

NordPassはパスキー(Passkey)の保存・管理にも対応しています。パスキーとは、パスワードを使わずに生体認証だけでログインできる新しい認証方式で、AppleのFace ID・Touch IDやAndroidの指紋認証と連携します。

主要なサービス(Google・Apple・GitHubなど)がパスキーに対応し始めており、NordPassがパスキーを一元管理できることは、今後の利便性においても重要なポイントです。


NordPassの評判:メリットとデメリット

率直なメリットとデメリットを整理します。

NordPassのメリット4つ

以下の点がNordPassを選ぶ主な理由です。

  • 無料プランでパスワードを無制限に保存できる:1PasswordやKeeperと違い、無料でも保存数に制限がありません。「とりあえず試したい」方の入口として最適です
  • XChaCha20暗号化という先進的な設計:AES-256も十分安全ですが、XChaCha20はモバイルでの処理効率が高く、業界的にも注目度の高い暗号化方式です
  • 全プラットフォーム対応(Linux含む):iOS・Android・Windows・Mac・Linuxのすべてに対応しています。1PasswordのLinuxサポートがやや不安定な状況と比べると、エンジニアにとっても選びやすい選択肢です
  • シンプルなUI:初めてパスワードマネージャーを使う方でも迷わないよう設計されています。設定画面の日本語対応も充実しており、ストレスを感じる場面がほとんどありません

NordPassのデメリット2つ

正直に弱点も記載します。

  • トラベルモードがない:1Passwordには海外渡航時に指定Vaultを非表示にする「トラベルモード」がありますが、NordPassにはこの機能がありません。国境での端末検査リスクが気になる方には1Passwordが優位です
  • 自己ホスティングができない:Bitwardenはオープンソースで自分のサーバーにデータを置けますが、NordPassはクラウドのみです。「自社サーバーで完全管理したい」という方にはBitwardenの方が向いています
「デメリット」として書きましたが、海外出張頻度が高くないほとんどの個人ユーザーにとって、トラベルモードの欠如は実際の使用場面では気にならないと思います。

NordPassと他のパスワードマネージャーとの比較

関連検索に「NordPass 1Password 比較」が多く挙がっているため、主要2サービスとの比較を整理します。

NordPass vs 1Password

比較項目 NordPass 1Password
無料プラン ✅ 無制限保存 ❌(14日試用のみ)
有料料金(月・年払い) 約¥400〜 約¥450〜
暗号化方式 XChaCha20 AES-256
Linux対応 △(不安定)
トラベルモード
Vault(用途別整理) △(シンプル) ✅(高機能)
UIのわかりやすさ ◎ 直感的 ○(慣れが必要)

「無料から始めたい」「シンプルに使いたい」ならNordPass、「トラベルモードが必要」「細かいVault整理をしたい」なら1Passwordが優位です。料金差は月50円ほどで実質的には大きくありません。

一部のサイトでは、NordPassは日本語対応と書いてありますが、実際の検証ではNordPassは日本語対応はほぼほぼされていません。

NordPass vs Bitwarden

比較項目 NordPass Bitwarden
無料での複数デバイス同期 ❌(1台のみ) ✅(無制限)
有料料金(月・年払い) 約¥400〜 約¥120〜
UIの親しみやすさ ◎ 直感的 △(機能的だが地味)
オープンソース ✅(コード公開)
自己ホスティング
日本語UIの完成度 ◎ 自然な日本語 △(機械翻訳的な箇所あり)
「コストゼロで複数デバイスを使いたい」ならBitwardenが正直優れています。ただし、UIの仕上がりと自動入力の精度・日本語対応はNordPassの方が洗練されていると感じます。IT初心者の家族に勧めるなら、NordPassの方が圧倒的に教えやすいです。

詳しい5サービス横断比較はパスワードマネージャーおすすめ比較ランキングもご覧ください。


NordPassの始め方(無料プランで今すぐ試す)

アカウント作成からパスワードのインポートまで、10分以内で完了します。

ステップ1:公式サイトでアカウントを作成する

下のボタンからNordPass公式サイトにアクセスし、メールアドレスとマスターパスワードを設定します。マスターパスワードは絶対に忘れてはいけません。NordPassもゼロ知識設計のため、サポートへの問い合わせでも復元できません。紙に書いて安全な場所に保管してください。

ステップ2:使用中のブラウザに拡張機能を追加する

Chrome・Firefox・Safari・Edge・Brave・Operaに対応した拡張機能が公式サイトから追加できます。インストール後、NordPassにログインすると、ログインフォームに自動的に候補が表示されるようになります。

ステップ3:既存のパスワードをインポートする

Chrome・Safari・1Password・LastPass・Bitwardenなどからのインポートに対応しています。NordPass公式サポートページに各サービスからのエクスポート手順が日本語で案内されています。

インポート後は必ず「パスワード健全性チェック」を実行してください。移行のタイミングで弱いパスワードや使い回しを一気に整理することで、セキュリティを大幅に向上させることができます。筆者は初回チェックで65件のパスワードを作り直しました。

よくある質問

最後にNordPassに関連してよくある質問を以下にまとめておきます。

Q. NordPassとは何ですか?

A. NordPassは、NordVPNで知られるNord Security社が2019年にリリースしたパスワードマネージャーです。パスワードをXChaCha20暗号化で保護し、iPhone・Android・Windows・Mac・Linuxのすべてのデバイスで自動入力ができます。無料プランでもパスワードの保存数は無制限で、クレジットカード不要でアカウントを作成できます。

Q. NordVPNとの関係は何ですか?同じアカウントで使えますか?

A. NordPassとNordVPNは同じ会社(Nord Security社)の製品ですが、**別々のサービスです。**アカウントも料金プランも独立しており、NordVPNを契約していても自動的にNordPassが使えるわけではありません。ただし、NordVPN利用者向けにNordPassの割引が提供されるキャンペーンが定期的にあります。

Q. NordPassの評判はどうですか?

A. App Store・Google Playの評価はいずれも4.4〜4.5を維持しており、ユーザーからの評判は良好です。特に「UIがわかりやすい」「Safariやアプリへの自動入力がスムーズ」という評価が多く見られます。一方で「無料版は1デバイスしか同時使用できない制限が惜しい」という声もあります。筆者の実感としては、初めてパスワードマネージャーを使う方には最も勧めやすいサービスです。

Q. NordPassは日本語に対応していますか?

A. はい、NordPassはアプリ・ブラウザ拡張機能・公式サイト・サポートページのすべてで日本語に対応しています。設定画面の日本語も自然で、機械翻訳的な表現はほとんど見受けられません。日本語対応の充実度は、今回紹介した5サービスの中でも上位クラスです。

Q. NordPass無料版と有料版の実際の差はどのくらいですか?

A. 最大の差は「複数デバイスの同時利用」です。無料版はスマホとPCを切り替えながら使えますが、同時ログインは1台のみ。スマホを持ちながらPCでも使いたい方はプレミアム(約¥400/月)が必要です。それ以外では「漏洩モニタリング」「緊急アクセス」「選択的共有」が有料限定機能です。まず無料で使い始め、「複数デバイスを同時に使いたい」と感じたタイミングでアップグレードするのが自然な流れです。


まとめ

NordPassは後発ながら、XChaCha20暗号化・無制限保存の無料プラン・全プラットフォーム対応という3点で、個人・家族向けパスワードマネージャーの中でバランスが最も優れているサービスです。

こんな方に向いている こんな方には別の選択肢も
初めてパスワードマネージャーを使う方 海外出張でトラベルモードが必要な方 : 1Password
無料から試してみたい方 完全無料・複数デバイスを使いたい方 : Bitwarden
iPhoneとWindowsが混在する環境の方 自己ホスティングで完全管理したい方 : Bitwarden
家族(最大6名)でまとめて管理したい方 セキュリティ機能の細かさにこだわる方 : 1Password
Linux環境でも使いたい方

迷ったらまず無料プランを試してみてください。マスターパスワードの設定から最初のパスワードインポートまで10分もかかりません。パスワード健全性スキャンの結果は、きっと驚くものになるはずです。

パスワード管理全般についてはみんなのパスワード管理の実態と正解も参考にしてください。iPhoneユーザーの方はiPhoneのパスワード管理アプリおすすめ5選、Androidユーザーの方はAndroid向けパスワード管理アプリ無料おすすめ5選もご覧ください。

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