1Passwordの料金プランを徹底解説【2026年版】評判・使ってみた感想も

1Password
「1Passwordってパスワードマネージャー界隈だと結構有名だけど、実際のところ評判や使い勝手はどうなの?少しほかのパスワードマネージャと比較すると高くない?」

その疑問は多くの「1Password」を検討している方が考えている疑問です。1Passwordは2024年に大幅な料金改定を実施し、日本のユーザーの間でも「高すぎる」「乗り換えを考えている」という声が一気に増えました。

筆者も同じ状況で、NordPassと1Passwordを併用しているため、値上げのタイミングでどうしよう。という悩みがありました。

2024年10月、1Passwordは「サブスクリプション料金改定のお知らせ」を発表し、若干の値上げがりました。

私は実際に料金を比較し他のパスワードマネージャーとも使い比べた上で、今も1Passwordを使い続けています。この記事では、1Passwordの最新料金プラン・評判・実際の使い心地を正直にまとめます。「値上げ後の今、1Passwordを使う価値があるか」という疑問に正面から答えます。

この記事でわかること

  • 1Passwordの2026年最新料金プラン(公式 vs ソースネクスト比較)
  • 買い切り廃止後の「最安で使う方法」
  • 実際に使ってみた機能評価(良い点・正直な欠点)
  • NordPassとの違いと、どちらを選ぶべきかの判断軸

1Passwordとはどんなサービスか

まず、1Passwordがどんなサービスなのかを簡単に整理します。

概要と信頼性

1Passwordは、カナダのトロントに本社を置くAgileBits社が2006年にリリースしたパスワードマネージャーです。約20年の歴史を持ち、世界で1億5,000万件以上のパスワードを保護してきた実績があります。

NordPassなどは、あくまでもVPNを専門とするNordSecurityが開発・運営していますが、1Passwordは完全にパスワードマネージャーを専門とする会社であるAgileBits社が開発・運営をしています。

セキュリティ界隈では「パスワードマネージャーの定番」として評価が高く、Rebuild.fmなどエンジニア向けのポッドキャストでも頻繁に推薦されるサービスです。暗号化方式はAES-256を採用し、ゼロ知識設計(サーバー側でもパスワードを知ることができない仕組み)を採用しています。

筆者がエンジニアのコミュニティで「パスワード管理は何使ってる?」と聞くと、回答の約6割が1Passwordでした。特にMacユーザー・エンジニア・セキュリティ意識の高い層に圧倒的な支持があります。

こんな人に選ばれている

1Passwordを選ぶ人には、以下のような方が多い印象です。(あくまでも印象なのではあります。詳細な調査記事は別途執筆しようかと考えています。)

  • MacやiPhoneを中心に使っていて、Apple製品との相性を重視する
  • Travel Modeなど、セキュリティ系のユニーク機能を求めている
  • チームや家族での共有機能を重視している
  • UIの洗練度を重視し、「安っぽく見えるアプリ」を避けたい

逆に「とにかく安く使いたい」「無料でも十分」という方には、NordPassの無料プランやBitwardenが向いています。1Passwordはコストパフォーマンスより「体験の質」を重視する層のサービスです。

NordPassの無料プランは同時に1台の端末でしか利用できないので、もし無料版を利用する想定の方は、基本的にはBitwardenの利用をおすすめしています。

1Passwordの料金プラン(2026年最新)

1Passwordの料金には、大きく「公式サイトでの契約」と「ソースネクスト経由の3年版」の2つのルートがあります。

いずれについても若干のメリットデメリットがあるので、この違いを理解してから契約するかどうかを判断することをおすすめします。

公式サイトの料金

プラン 対象 月額(年払い) 年額(円換算参考) 主な特徴
Individual 個人1名 $3.99(約620円) $48/年(約7,480円) 全機能利用可・デバイス無制限
Families 最大5名 $5.99(約930円) $72/年(約11,230円) 共有ボールト・ゲストアカウント(最大5名)
Teams Starter 最大10名 $19.95(約3,110円) $239.4/年(約37,300円) 管理コンソール・レポート機能
Business 11名以上 $7.99/人(約1,240円) ユーザー数による 高度な管理機能・SSO連携

※円換算は目安です(1ドル≒155円で計算)。実際のレートや為替変動により異なります。最新価格は公式サイトでご確認ください。

公式サイトの契約はドル建てです。円安が続いている今の環境では、支払い時の為替レートによって円換算額が変わる点に注意が必要です。

ソースネクスト3年版(円建て・日本語サポート対応)

日本では、1Passwordの国内正規代理店であるソースネクストが「3年版」を販売しています。円建てで一括払いのため、為替リスクがなく、長期コスト計算がしやすいのが特徴です。

プラン 3年一括価格 月額換算 公式3年換算との差額
個人用 3年版 ¥17,980 約¥499/月 約¥4,400お得(セール時はさらに安い)
ファミリー用 3年版 ¥27,980 約¥777/月 約¥5,800お得(為替150円換算の場合)

公式サイト vs ソースネクストでどちらが得か?

結論を先に言うと、3年以上1Passwordを使い続けるつもりならソースネクスト3年版がお得です。ただし、状況によって最適解が変わります。

条件 おすすめ
まず試してみたい・短期利用 公式サイト(14日間無料トライアルあり)
円安・為替リスクを避けたい ソースネクスト(円建て固定)
長期利用を前提に最安で ソースネクスト(セール時購入が最安)
ファミリープランで複数人で使う ソースネクスト ファミリー3年版
法人・チームで10名以上 公式Businessプラン
ただ、個人的には公式サイト版をおすすめしています。ソースネクスト版は確かに3年プランで見るとお買い得ではあるのですが、3年後にはすでにほかのパスワード管理アプリの方が高機能になっているかもしれませんし、より便利なアプリが他に登場しているかもしれません。

無料版・無料トライアルはある?

1Passwordには無料プランはありません(2024年に廃止)。ただし、全機能を試せる14日間の無料トライアルが用意されており、クレジットカード登録なしで開始できます。

無料トライアル期間中は、Individual・Familiesプランのすべての機能を制限なしで利用できます。「まず試してから決める」という方は、トライアルから始めることを強くおすすめします。

実際に使ってみた感想(機能レビュー)

料金だけでなく、実際の使用感も正直に書きます。筆者はNordPassと1Passwordを並行利用しているため、両者の違いを実感しています。

自動入力の精度

1Passwordの自動入力は、パスワードマネージャーの中でもトップクラスの精度だと感じています。特にSafariとの連携(Apple Watchによるロック解除を含む)は非常に快適で、認証が必要なたびにストレスを感じることがありません。

Chromeでも専用拡張機能(1Password for Chrome)が安定しており、複雑なSPAサイトやSAML認証が絡む企業向けサービスでも自動入力が正確に動作します。

NordPassと比べると、1Passwordはページ構造の読み取りが少し丁寧な印象があります。特に「ページを遷移しながら認証する」多段階のログインフローで1Passwordの精度の高さを実感します。

Watchtower(セキュリティ監視)

1Passwordの独自機能「Watchtower」は、登録したパスワードを常時スキャンし、以下の問題を検出します。

  • 漏洩パスワード(Have I Been Pwned連携)
  • 弱いパスワード・再利用パスワード
  • 2段階認証未設定のサービス
  • HTTPS非対応サイトへの登録
  • 期限切れのクレジットカード情報

試しに古くから使っているアカウントをインポートしたとき、Watchtowerのスコアは「42点」でした。再利用パスワード27個、漏洩パスワード8個という結果で、改めて自分の管理の甘さを認識しました。

Travel Mode(旅行者向けのユニーク機能)

Travel Modeは1Passwordだけが持つ、他のパスワードマネージャーには存在しないユニークな機能です。有効にすると、指定したボールト(パスワードグループ)のみをデバイスに残し、その他は非表示・非同期の状態にします。

国境を越える際(特に一部の国では入国審査でデバイスの開示を求められることがある)に、仕事用の機密情報を守るための機能です。筆者は渡航時に毎回使用しており、これだけでも1Passwordを使い続ける理由になっています。

最近の海外入国審査では、スマートフォンの開示を求められるケースが報告されています。Travel Modeは「要求されても見せるものがない」状態を作れる安心感があります。NordPassにはない機能で、頻繁に海外渡航する方には特に価値があります。

パスキー・2FA対応

1Passwordはパスキーに早期対応しており、FIDO2準拠のパスキーをボールト内に保存・自動入力する機能を持っています。また、TOTP(時間ベースのワンタイムパスワード)の2FA情報もパスワードと同じボールトで管理でき、「パスワード管理アプリ」と「認証アプリ」を1つにまとめることができます。


1Passwordのメリットとデメリット

メリット

  • Travel Modeなど他社にない独自機能が充実:Watchtower・Document管理・ゲスト共有など、他社で見かけない機能が多い
  • UIデザインが洗練されている:Mac・iPhone・Windowsいずれも操作感が一貫しており、動作も軽快
  • ファミリープランのコスパが高い:5名まで$5.99/月は、家族全員が使えることを考えると割安
  • 長期信頼実績:約20年のサービス継続実績と、独立したセキュリティ監査報告を公開している透明性

デメリット

  • 無料プランがない:NordPassやBitwardenには無料プランがあるが、1Passwordにはトライアルのみ。コスト優先の方には向かない
  • 料金がドル建て(公式サイト):円安環境では実質的なコストが増加する。ソースネクスト3年版を使えば回避できるが、手続きが別になる

1Password vs NordPass——どちらを選ぶ?

筆者が両方を使ってみた上で、正直な比較を以下にまとめます。「1Passwordにしようか、NordPassにしようか」で迷っている方は参考にしてください。

比較項目 1Password NordPass
個人プラン月額 約620円($3.99・年払い) 約400円(年払い)
無料プラン なし(14日間トライアルのみ) あり(1デバイス・機能制限)
暗号化方式 AES-256 XChaCha20(より新しい方式)
Travel Mode ✅ あり ❌ なし
パスワード健全性スキャン ✅ Watchtower(充実) ✅ あり(わかりやすいUI)
ファミリープラン(5名) 約930円/月 約700円/月
UIの洗練度 ★★★★★ ★★★★☆
自動入力精度 ★★★★★ ★★★★☆
歴史・実績 2006年〜(約20年) 2019年〜(約6年)
こんな人向け Travel Mode・UIの質・チーム利用を重視する方 コスパ重視・無料から試したい方・NordVPN利用者

「機能の豊富さとUIの質で選ぶなら1Password、コスパと手軽さで選ぶならNordPass」というのが、両方を使った筆者の正直な結論です。

NordPassの詳細についてはNordPass レビュー記事でも詳しく解説しています。


1Passwordの始め方(14日間無料トライアル)

14日間のトライアルで全機能を試してから契約するかどうかを決めることができます。

  1. 公式サイトでアカウント作成:1Password公式サイトにアクセスし、「14日間無料で試す」を選択。メールアドレスとマスターパスワードを設定します。
  2. アプリとブラウザ拡張をインストール:Mac・Windows・iOS・Androidの各アプリと、ブラウザ(Chrome・Safari・Firefox・Edge)の拡張機能をインストールします。
  3. 既存パスワードをインポート:Chrome・Safari・LastPassなどからCSVエクスポートして一括インポートが可能。Watchtowerでスキャンし、弱いパスワードや漏洩済みパスワードを確認しましょう。
マスターパスワードは「Secret Key(シークレットキー)」とセットで管理されます。このシークレットキーは1Passwordを新しいデバイスに追加するときに必要なので、必ずサービスから提供される「Emergency Kit(緊急キット)」をPDFに出力して安全な場所に保管してください。

よくある質問

最後に、1Passwordに関連してよくある質問を以下にまとめておきます。

1Passwordの年間料金はいくらですか?

公式サイトの個人プランは年額$48(月額$3.99・年払い)、円換算で約7,480円(1ドル≒155円時)です。ファミリープランは年額$72(約11,230円)です。

ただし為替変動により実際の負担額は変わります。国内代理店ソースネクストの3年版(個人:¥17,980、ファミリー:¥27,980)は円建てで安定しており、長期利用なら結果的に安くなるケースが多いです。

1Passwordの個人プランはいくらですか?

公式サイトでは月額$3.99(年払い時)です。月払いの場合は$4.99/月になります。ソースネクスト3年版は一括¥17,980で、月額換算すると約¥499です。また、ソースネクストのセール時(30〜40%引き)にまとめて購入するのが最安値になります。

1Passwordの料金は今後また値上げされますか?

2024年に行われた値上げ(約35%増)の前後で比較すると、現在の料金はその値上げ後の価格です。今後の値上げについて公式の発表はありませんが、継続的な為替変動による実質値上がりリスクは続きます。

円建て固定のソースネクスト3年版で長期間をロックしておく方法は有効なリスクヘッジになります。

1Passwordは無料版はありますか?

現在、1Passwordに恒久的な無料プランはありません(2024年に廃止)。利用を検討している方は、全機能が使える14日間の無料トライアルから始めることをおすすめします。無料でパスワードマネージャーを使い続けたい場合は、NordPassの無料プランやBitwardenが選択肢になります。

ソースネクスト版と公式サイト版は同じ機能ですか?

はい、ソースネクスト経由で購入した1Passwordは、公式サイトで購入したものとまったく同じ機能・品質です。違いは購入方法と支払い通貨のみです。ソースネクスト版を購入した後も、1Passwordの公式アプリをそのまま使用します。


まとめ

1Passwordは、値上げ後もパスワードマネージャーでもっともおすすめなパスワード管理アプリであることは間違いありません。

あなたの状況 おすすめ 理由
海外渡航が多い・Travel Modeが必要 1Password一択 Travel Modeは他社に存在しないユニーク機能
家族5人で使いたい 1Password Families 5名分で$5.99/月は家族利用でコスパが高い
UIの洗練度・自動入力の精度を最優先 1Password Mac・iPhone利用者には特に使いやすい
コスパ重視・まず無料で試したい NordPass 無料プランあり・有料も月額400円〜
完全無料で使い続けたい Bitwarden オープンソース・無料プランが充実

1Passwordを試したいなら、まずは14日間の無料トライアルで全機能を体験してみてください。「これだ」と感じたら、ソースネクストのセール情報を確認してから購入するのが賢い選択です。

パスワードマネージャーの基本的な選び方については、パスワード管理アプリおすすめ比較記事パスワードマネージャーおすすめランキング記事でも詳しく解説しています。また、「そもそもパスワードマネージャーって安全なの?」という疑問にはパスワード管理アプリの危険性について解説した記事を参考にしてください。

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